福島県いわき市勤務の社員 家族で「常磐もの」学ぶ 地方振興局がモニターツアー
福島県いわき市内にある企業の出先拠点などに勤務する社員を対象にしたモニターツアーは7日、いわき市中央卸売市場、いわき・ら・ら・ミュウ、おのざきの3カ所で行われた。参加者がそれぞれの訪問先で県産魚介類「常磐もの」の魅力に触れた。 県いわき地方振興局の「いわきの強みを活かした持続可能な地域づくり事業」の一環で、今年度3回目。市内に勤務する社会人とその家族に、いわき市の魅力を理解してもらい、交流サイト(SNS)などで県内外に広く発信してもらうのが狙い。今回は「いわきの『さかな』を家族で学ぶ」がテーマで、アルプスアルパイン、いわき大王製紙、クリナップの社員ら合わせて16人が参加した。 参加者は最初にいわき市中央卸売市場を訪れ、「いわき魚塾」の鈴木孝治塾長の指導でサンマの三枚おろしを体験した。おろしたサンマをフライパンで調理して食べた。その後、いわき・ら・ら・ミュウへ移動して昼食を取ったほか、市場内に並ぶ新鮮な魚を見て回った。
おのざきでは小野崎幸雄社長から会社の取り組みや「常磐もの」の特長、4月にリニューアルした店舗の説明を受けた。いわき大王製紙社員の父渡辺理さんと参加した渡辺健さん(13)は「常磐ものへの理解を深めることができた。自分で調理したサンマはおいしかった」と語った。 (いわき版)