食中毒は6月~7月に最も発生…「弁当」に要注意 ポイントはしっかり“加熱”し“汁気をよく切る”こと【山形発】
梅雨に入り湿度が高い日が増えてきた。この時期に増える食中毒を予防しようと、適正な衛生管理が行われているかどうか、保健所がスーパーなどに立ち入り検査をした。 【画像】2022年の食中毒件数
食中毒は梅雨の時期に発生
7月1日、保健所の職員が山形・天童市のスーパーを訪れ、食品が適正に管理されているか売り場を見て回った。 食品にはそれぞれ保存に適した温度が表示されていて、職員は温度計を使って正しい温度管理ができているかチェックした。 村山保健所の高野若菜主査(※「高」はハシゴダカ)は「適正に温度管理されていて、表示も適切だった。夏場にスーパーなどで買い物をした時は、自宅に戻ったら速やかに冷蔵・冷凍保存をしてほしい」と話す。 国の調査によると、食中毒は6月~7月の今の時期に最も多く発生する。温度と湿度の両方が高いこの時期は、食中毒を引き起こす細菌が増えやすいためだ。 特にこの時期に注意が必要なのは「弁当」。 食中毒の原因となる細菌は10℃~45℃で増殖するため、作ってから食べるまでの時間が長い弁当は細菌が増えやすい状態になる。
「加熱」と「水分」がポイント
村山保健所によると、弁当の食中毒を予防するポイントは、1つ目が「加熱」。 ほとんどの細菌は加熱すれば死ぬため、食品の中心まで75℃以上で1分以上しっかり加熱することが大切。 ポイントの2つ目が「水分」。 おかずに水分が多いと細菌が増える原因となるため、すべてのおかずは汁気をよく切って、水分が多い生野菜などはなるべく避けることが重要だ。 村山保健所 生活衛生課・高野若菜主査: 作ってから時間が経ってから食べるものは食材を選んで入れることが必要。熱いままフタをするのではなく、きちんと冷ましてからフタをするのも必要 村山保健所は、「弁当を持ち運ぶ際は保冷剤を使って冷やし早めに食べること」を呼びかけている。 (さくらんぼテレビ)
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