写真：Car Watch

　ケンウッド（JVCケンウッド）は、液晶ルームミラーモニターによる後方視認性に特化した、同社初のデジタルルームミラー「LZ-X20EM」を11月下旬より発売する。 価格はオープンプライスで、市場推定価格は3万3000円前後。 【画像】従来のルームミラーとデジタルルームミラーの後方視界の違い 　より広い視界で後方を確認できるデジタルルームミラー型ドライブレコーダーは多くの車載機器メーカーが商品を投入していて、需要も堅調に推移している一方、各自動車メーカーでは録画機能のないデジタルルームミラーの標準・オプション採用が増加傾向にあり、その国内市場も拡大が見込まれているという。 　そこでケンウッドは、液晶ルームミラーモニターによる後方視認性に特化した、ケンウッド初となるデジタルルームミラーのラインアップとして、10V型高画質液晶を搭載したLZ-X20EMの市場投入を決定した。 　ケンウッドはドライブレコーダーのラインアップを機能や採用デバイス、コンセプトに基づいたチューニングのHi-CLEAR TUNEに応じてシリーズ化し、ハイエンドモデルの「Xシリーズ」、ミドルレンジの「Gシリーズ」、エントリーモデルの「Rシリーズ」の3シリーズを展開している。 　今回発売されるLZ-X20EMはハイエンドモデルのXシリーズの位置付けとなり、高画質デジタルルームミラーとして、新たに利用したいユーザーや、すでに装備中のドライブレコーダーを利用しつつ後方確認用に追加購入したいユーザーに向けた商品となっている。 　LZ-X20EMは、ケンウッドがこれまでデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「ミラレコ」の開発で培った映像技術を生かしつつ、さらなる高画質技術を搭載。ハイフレームレート59fpsによる映像表示に対応することで、鮮明で滑らかな高精細映像を実現した。 　また、明るく低ノイズで色再現性に優れる CMOSセンサー「PureCel Plus-S」を新採用し、昼夜問わずよりクリアな映像の再現を可能としたほか、ミラレコで好評を得ているケンウッド独自の映像技術と車載技術でチューニングした「Hi-CLEAR TUNE」（ハイクリアチューン）により、総合的に画質を向上させ、自然でクリアな映像表示を両立している。