機敏な動きで技術競う 飯田市消防団が操法大会【長野県】
消防団員の技術を競う飯田市消防技術大会が26日、長野県同市三日市場の県営多目的グラウンドで開かれた。ポンプ車操法と小型ポンプ操法の2種目で順位を競い、機敏な動きとチームワークで練習成果を発揮した。 消防団の迅速で的確な消防技術の習得や士気の向上を図る狙いで、ポンプ車操法に8チーム、小型ポンプ操法に16チームが出場。ラッパ隊と音楽隊による演奏披露や救急操法もあった。 ポンプ操法の種目では防火水槽から吸水し、素早く連結させたホースの先から10メートル離れた的を目掛けて放水。的が倒れるまでのタイムや動作の正確性、安全性を競った。 団員が日頃の訓練の成果を披露すると、見守った家族や友人らから拍手や声援が送られた。 ポンプ車操法は上位2チーム、小型ポンプ操法の上位3チームが6月16日に泰阜村総合グラウンドで開かれる飯伊大会へ出場する。 今大会では、チームのみならず個人のさらなる技術向上につなげようと、最も優れていた番員を最優秀番員として表彰した。 坂巻剛弘団長は「操法は基本的な消防技術を学ぶことができるとともに団員同士の交流を深める機会にもなる。練習を通して身に付けた技術を出動時の的確な活動に生かしてほしい」と期待した。 結果は以下の通り。 ▽ポンプ車操法 ①第5分団(松尾)②第9分団(山本) ▽小型ポンプ操法 ①第15分団(鼎)②第5分団(松尾)③第6分団(下久堅) ◇最優秀番員賞 ▽ポンプ車操法 指揮者=吉川剛正(第7分団)、1番員=佐々木喬太郎(第9分団)、2番員=土井勇也(第5分団)、3番員=竹村凌(同)、4番員=後藤知輝(同) ▽小型ポンプ操法 指揮者=菅沼夏輝(第16分団)、1番員=西尾優希(第5分団)、2番員=桐生孝明(第6分団)、3番員=関島秋哉(第15分団)