「両陛下とトランプ夫妻の再会が現実味」 “外国訪問は負担が大きい”とささやかれる「雅子皇后」に入り交じる期待と不安
来年の訪問国として最有力視
実は「25年は両陛下にとってビッグイベントの続く1年になる」(前出の関係者)と目されている。 まず3月に、外交樹立130周年の節目を迎えるブラジルのルラ大統領の、コロナ禍後では初となる国賓待遇での来日が予定されている。 そして、最も注目を集めているのが、6年ぶりとなるトランプ大統領との再会の可能性だという。 「昨年はインドネシアに国賓として訪問されるなど、両陛下は最近、年に1度のペースで外国に足を運ばれています。今年の訪英に続き、来年の訪問国として現在、最有力視されているのがアメリカです。19年に天皇陛下が即位され、最初の国賓となったのがトランプ大統領夫妻でした。来年1月のトランプ政権発足後、答礼として両陛下をアメリカへ招待するシナリオが現実味を帯びて語られているのです」(同) 19年の来日時に話題となったのが、皇居の宮殿「竹の間」で開かれた両陛下との会見だった。雅子さまはメラニア夫人と終始、流ちょうな英語で会話をなされるなど、細心の心配りを見せられ、会見は打ち解けたムードのまま進行した。 「宮中晩餐会を終えたお見送り時、トランプ氏は陛下の手を握って謝意を伝達。雅子さまにも笑顔で語りかけると、メラニア夫人が自ら雅子さまに歩み寄る場面がありました。すると雅子さまは夫人の手を握り、両頬を軽く寄せあうチークキスを交わされたのです」(同) トランプ夫妻に“特別な感慨”を抱かせた、5年前の訪日体験。皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授がこう語る。 「トランプ大統領は日本製鉄によるUSスチールの“買収阻止”を宣言するなど、早くも就任後の日米関係には不透明感が漂います。しかし訪米が実現すれば、雅子さまとメラニア夫人との関係はさらに深まり、過度の対日圧力抑止など、大統領に冷静な判断を促す一要素となるかもしれません」 期待とご体調面での不安が入り交じる中、再会は果たされるか。 「週刊新潮」2024年12月19日号 掲載
新潮社