全仏オープン

全仏OP3回戦進出を果たしたアリナ・サバレンカ[写真/ゲッティイメージズ]

テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は30日、女子シングルス2回戦が行われ、第2シードのA・サバレンカが世界ランク83位の内島萌夏を6-2, 6-2のストレートで破り、5年連続5度目の3回戦進出を果たした。試合後の会見でサバレンカは第1シードのI・シフィオンテク（ポーランド）と世界ランク134位の大坂なおみの一戦について質問を受け答えている。 【動画】大坂なおみ 世界1位シフィオンテクに惜敗、決着の瞬間 昨年の全仏オープンではベスト4進出を果たしている世界ランク2位のサバレンカ。今季は全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）で2連覇を飾っており、昨年と同じく四大大会連続優勝をかけ今大会に臨んだ。 1回戦では世界ランク100位のE・アンドレーワを6-1, 6-2のストレートで下し初戦を突破している。 2回戦では22歳の内島と対戦。今大会、内島は予選3試合を勝ち上がり、本戦1回戦では予選勝者で世界ランク302位のI・ブリージョ エスコリウエラ（スペイン）を6-1, 6-1のストレートで破り四大大会のシングルスで初白星を挙げた。 この日、27本のウィナーを決めファーストサービスが入ったときに76パーセントの確率でポイントを獲得したサバレンカ。内島に4度のブレークポイントを与えるも全て凌ぐとリターンゲームでは4度のブレークに成功し、1時間2分で勝利した。 試合後の会見でサバレンカは「今日のパフォーマンスにはとても満足している。勝ててうれしいわ。あの場の雰囲気は最高だった。そこにいる全ての瞬間を楽しんでいた」とコメントした。 また、前日の29日に行われた世界ランク1位のシフィオンテクと大坂の2回戦を観戦したか質問を受けたサバレンカは次のように答えた。 「見たわ。試合の最後までね。ナオミがトップレベルに戻ったのを見るのは信じられないほど素晴らしいわ。彼女は本当に素晴らしいテニスをしたし、イガがあの試合を乗り切ったのも信じられないほど素晴らしかった。本当にすごいレベルの試合だった」 勝利したサバレンカは3回戦で世界ランク139位のP・バドサ（スペイン）と対戦する。バドサは2回戦で同39位のY・プチンセワ（カザフスタン）を4-6, 6-1, 7-5の逆転で下しての勝ち上がり。