「逆方向へのホームランは復調の証」大谷翔平、6月“大爆発”に準備万端! いざ“大谷の季節”へ…14号2ランにSNS上で驚きと期待
【MLB】メッツ 3-10 ドジャース(5月29日・日本時間30日/ロサンゼルス) 【映像】HR量産予感させる大谷翔平の14号逆方向弾 間もなく迎える6月を心待ちにしているファンは多いだろう。なぜなら6月は言わずと知れた“大谷翔平の季節”だからだ。そんな6月を目前に控え、とうとう大谷が今季最長の沈黙を破るお目覚めの1発を放った。それも、軽く合わせたようなスイングでレフトスタンドまで運ぶ大谷らしい“驚愕弾”。ここからの量産体制を期待、いや確信せずにはいられないホームランだった。 予感は第1打席からあった。前日のダブルヘッダー1戦目で5打数無安打だった大谷は続く2戦目を欠場。休養を挟んで迎えた試合の最初の打席で、相手の好守に阻まれレフトフライとなったものの力みのないスイングで左方向へ長打性の当たりを見せる。これにはSNS上にファンから“そろそろ(ホームランが)くるかもしれない”と期待の声が上がっていた。 第3打席で8打席ぶり安打となるタイムリーを放った大谷は、ドジャースが勝ち越した8回、2死二塁で第5打席を迎えた。大谷はカウント0-2と追い込まれてからの4球目、外寄りのシンカーをレフトへ打ち返すと、高々と上がった打球はそのままスタンドへ。5月17日(同18日)以来10試合46打席ぶりの14号2ランとなった。 大谷は好調時左方向への打球が伸びる。これまでもセンターから左へ130メートル級のホームランを立て続けに叩き込んだり、右手1本でフェンウェイ・パークのグリーンモンスターを超えるアーチを放つなどしており、エンゼルス時代の指揮官も、ドジャースのロバーツ監督も口を揃えて「左方向へのホームランは良い兆候」と話している。 また、今季1号が出るまで自己ワーストとなる9試合41打席を要し心配されたシーズン開幕当初も、4月8日(同9日)に左中間スタンドへの3号が飛び出すと「あれが入るならもう完璧な状態」「これは量産体制」との声が上がった。その後の絶頂調ぶりはご存知の通りだ。 この試合で放った14号にも「軽く振った感じであそこまで飛ぶのはさすが」「なんでこの逆方向に打った当たりがスタンドインするのか…さすが大谷選手」といった驚きの声とともに、「これだけ打球が上がりすぎても逆方向に入るとは、大谷ちょっと復調してきたかな?」「逆方向に打てるのは調子がいい証拠や こっからホームラン量産体制入ってくれ」などの期待の声が上がっている。 46本塁打を放った2021年、大谷は6月に月間打率.309、13本塁打、23打点をマーク。“6月男”と呼ばれると、投手として15勝を挙げ前人未到の投打ダブルでの規定到達の偉業を成し遂げた2022年も6月に打率.298、6本塁打、17打点の成績を残した。さらに日本人初のホームラン王とハンク・アーロン賞に輝いた昨年は、5月に下降気味だった調子も6月に急上昇し、27試合で打率.394、15本塁打、29打点、OPS1.444というとんでもない数字を記録している。 大谷が6月に強いのは紛れもない事実。そこに合わせるように出た逆方向への“らしい”打球は、量産体制に向けた準備が整った証と見て間違いないだろう。 (ABEMA『SPORTSチャンネル』)
ABEMA TIMES編集部