ヘンリー王子、ニューヨーク市警の隠蔽工作を疑う カーチェイス事件の対応にクレームしていたことが発覚
2018年5月、メーガン妃が「ウィメン・オブ・ビジョン」賞を受賞したとき一緒にニューヨークを訪問したヘンリー王子。授賞式の帰り道で2人が乗った車がパパラッチたちに追跡されたという事件をが起きた。 【写真】息子アーチーに激似!ヘンリー王子の子供時代をプレイバック
事件後、王子は声明を発表してパパラッチを非難。「大惨事を引き起こしかねない執拗なカーチェイスに巻き込まれた」「何度も衝突しそうになった」とコメント、カーチェイスは「2時間以上続いた」と主張。ニューヨーク市警はこれに対して否定的。「サセックス侯爵夫妻の移動を難しくするカメラマンは多数いた」と認めたが「公爵夫妻はちゃんと目的地に到着した。衝突はなかった」「カーチェイスは明らかに2時間も続いていない」とコメントしていた。
この市警の対応に関して、王子が不満の手紙をニューヨーク市警の情報部のトップに送っていたことが明らかになった。新聞「デイリーメール」が報じている。王子は雇っていた警備会社タッチストーンを通じて手紙を送付。同紙によるとタッチストーンは「この手紙を公爵の代理で書いている」「公爵は意図的に間違った方向に導くことが行われていると考えている。隠蔽工作を疑っている」と表明している。さらに「公爵はパパラッチを逮捕するか、もしくは逮捕しなかった理由を記した公式書簡、あるいは告発を受理しなかった理由を記した刑事局からの書簡を望んでいる」。逮捕して起訴しないのであれば、その理由を説明しろと求めている。そうでなければこのカーチェイス事件に対する警察の対応について「正式な訴状を提出する」とも。「公爵はカリフォルニア州知事のギャビン・ニューサムに連絡し、マンハッタン地方検事局かそれより上層部に適切な窓口を見つけて話し合いができるように手伝ってもらっている」と警察にプレッシャーをかけている。
ちなみに王子からこの手紙を受け取った情報部門のトップ、ジョン・ハートは、それに先立ちロンドンの警察に2通の手紙を送付している。これも最近発覚したことだが、ハートは最初の手紙でパパラッチを逮捕する「十分な証拠はない」と報告。しかし3か月後に送った2通目では「証拠がある」と言っている。王子はこの頃、イギリスで警察から警護を受けるための裁判の真っ最中だった。 ハートは証拠の存在について書いていたが、現在までこの事件に関する逮捕者は出ていない。そのため本当に隠蔽工作があった可能性も浮上している。この報道に対して、王子もニューヨーク市警もタッチストーンもまだコメントは発表していない。