アダストリア、自社ECを「アンドエスティ」に改称 「外部ブランドも使いやすいプラットフォームへ」
基幹の「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ニコアンド(NIKO AND…)」「ラコレ(LAKOLE)」などがけん引し、アダストリア単体は堅調だったものの、100%子会社の飲食のzetton、EC専業のBUZZWITなどが利益を押し下げた。「シーイン(SHEIN)」が猛威を振るうヤングマーケットで気を吐いてきたBUZZWITについては、「ビジネスモデルの転換が必要。今までは(子会社として)任せてきたが、アダストリアから営業責任者も着任し、てこ入れを進める」。
イトーヨーカドーと取り組む「ファウンドグッド(FOUND GOOD)」など、BtoB事業のシェアが増えていることも粗利を押し下げることになった。2月にスタートした「ファウンドグッド」は「すべてがうまくいっているとは言わない」と木村社長。「展開するイトーヨーカドーの店舗によって求められる価格帯も違い、(もともとは食品フロアの30~40代客との買い周りを目指していたが)実際の売り場には60~80代客も多く、そうしたお客さまをどう取り込むかなどが課題になっている」。修正を重ね、25年2月期に掲げている売上高60億円を目指す。