新たな成功例に…俳優業に力を入れる旧ジャニーズ事務所が「目黒蓮ロールモデルに活路を見出すワケ
故・ジャニー喜多川氏による性加害問題に端を発した旧ジャニーズ事務所騒動から半年が経過した。しかしながら相変わらずSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)所属タレントがテレビから消えることはない。旧ジャニーズ勢の今春改編をスポーツ紙芸能デスクが解説する。 【最新近影】カッコ良すぎる…!目黒蓮が映画祭で見せた「晴れやかな笑顔」に見惚れる…! 「NHKはテレビとラジオをあわせ計8本もの出演番組が今春で終了。さらに4月以降も旧ジャニーズ関連番組の復活予定はなく、ゲスト出演の可能性もなしとする、極めて厳しい姿勢を打ち出しました。一方で民放各局は、フジテレビがKinKi KidsやSUPER EIGHT(元関ジャニ∞)などの冠番組を含む計4本を終了させるものの、それ以外の局では特に大きな変化はなく、やはり旧ジャニーズ勢に頼らざるを得ない状況です」 中でもドラマへのタレントの売り込みは目を引くものがある。最近ではKing & Princeの永瀬廉(25)の初となる主演ドラマ『東京タワー』(テレビ朝日系)が発表されたばかり。この路線には、過去の成功例が影響している。大手広告代理店関係者が実例を伝える。 「Snow Man・目黒蓮(27)のモデルケースです。’22年10月クールに放送され社会現象と化した大ヒットドラマ『silent』(フジテレビ系)出演で大ブレイク。その人気はグループにも好影響を与えており、Snow Manのファンクラブ会員数は130万人を超え、事務所では随一の規模です。グループの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)も継続放送が正式発表され、いまや事務所の顔といっても過言ではありません」 3月7日にはキリンHDが目黒の出演するCMの継続を発表。その理由について《商品や当社のイメージとの親和性を再確認しました》と綴っている。目黒の人気は事務所への逆風を乗り越え、イメージ回復の兆しに期待を持たせるほどだ。 「昨年の性加害騒動は世界的に大きな物議を醸し、外資系企業による所属タレントのCM起用キャンセルや見合わせが相次ぎました。そんな中、目黒は『FENDI』のアンバサダーに日本人として初就任。旧ジャニーズタレントがこのタイミングで海外ブランドのアンバサダーに抜擢されるのは極めて異例です。目黒の成功例は事務所にとっての光明で、今後、彼をロールモデルとした第二、第三の成功例を重ねる方針に、自信を得たことはたしかでしょう」(同前) その成功例にあやかりたいのか、早くも次期看板候補の起用が目立つ。芸能プロ関係者が明かす。 「タレントの俳優業に活路を見出す方法が、旧ジャニーズの現状を転じる大きな突破口になる可能性があります。1月クールのドラマでも、永瀬廉が『厨房のありす』(日本テレビ系)に出演、なにわ男子・道枝駿佑(21)が『マルス-ゼロの革命-』(テレビ朝日系)で主役を演じました。 かねてから人気の高かった2人を中心に、ここにきて次世代タレントの俳優業進出が目立ち始めています。しかも、キンプリは昨年、平野紫耀ら人気メンバーが抜けてしまいましたし、なにわ男子はメンバーの度重なる恋愛スキャンダルで伸び悩み気味。グループでの活動がイマイチ波に乗らない状況も、俳優業に力点を移している理由ではないでしょうか。目黒同様に永瀬や道枝の活躍がグループに還元されるサイクルが確立されれば、事務所復権の足掛かりとなることは確実で、この先も目が離せません」 新たな成功モデルの導入で、捲土重来となるか。
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