綾瀬はるか、ユニクロの女神は「おしゃれ上級者」 愛用ブランドは…
連載《ニュースなルック》
「ユニクロ」を知らない人なんてもういないだろう。単なる一アパレルメーカーではなく、いまや「UNIQLO」という日本を代表するグローバルブランドである。CMでは女優の綾瀬はるかさんが大活躍。創業者の柳井正氏の自伝ともいえる書籍も発売されて、快進撃を続けている。 【写真はこちら】優雅なドレス姿、パイロットの制服姿もチェック! ユニクロの着こなしも、もっと見る 特にクリエイティブディレクターに元「ポパイ」編集長の木下孝浩氏が就任してからのユニクロはすごい。日常に寄り添う究極の普段着、「LifeWear(ライフウエア)」というコンセプトで、ファストファッションのイメージを払拭した企業戦略もがぜん面白くなってきた。 例えば世界中の店舗に置かれている「LifeWear magazine」というフリーマガジン。雑誌が難しい今の時代に、人気スタイリストらが参加してお金も時間もかけて丁寧に製作している。いやはや、このクオリティーで無料というのだから驚く。 木下氏はユニクロのクリエィティブディレクターに就任した時に、「ポパイでスナップをすると、みんなユニクロを着ている。特に若い子や海外の人々はユニクロをすごくポジティブに着こなしていて、時代の変わり目なんだなと感じていた。かつて日本人や若い子は洋服にお金をかける人が多かったが、ファッションも好きだしオシャレも好きだけど、それだけが全てじゃないという人々が増えている。たぶん、欧米のほうがその感覚が強い。そういう人たちが選ぶのがユニクロで、いいブランドなんだろうな」と語っている。
確かに、海外に行ってユニクロの店に入ったり、インバウンドでにぎわう日本のユニクロを見たり、インスタグラムでハイブランドにユニクロをさらりと合わせているファッションインフルエンサーを見たりすると、まさに最近のユニクロは「LifeWear」である。 ユニクロが「LifeとWear」をキャッチコピーにしたCMで起用しているのが、綾瀬はるかさんだ。パリコレで活躍するモデルでも人気アイドルでもなく、綾瀬はるかをブランドのミューズ(女神)に抜てきしたのも、実に今のユニクロらしい。