南太平洋のバヌアツでM7.4の地震、発生の瞬間 これまでに14人死亡
南太平洋の島国バヌアツの首都ポートビラで17日に発生したマグニチュード(M)7.4の地震では、救助隊が18日も行方不明者の捜査を続けている。この地震では14人が死亡し、貯水池や外国大使館、病院などが被害を受けた。 赤十字の関係者によると、少なくとも200人が首都の主要病院で治療を受けている。 国営放送局VBTCは、倒壊した建物や高速道路に散乱した岩石の下敷きになった車両の映像を放映した。ドローン(無人機)の映像では、輸送ターミナル付近の土砂崩れが映し出され、ポートビラの病院の外には搬送される人に対応するためテントが設置されている。 米国や英国、フランス、ニュージーランド大使館などが入っている建物のコンクリート柱が倒壊する様子がネットに投稿されている。 オーストラリアのウォン外相は、援助の準備を進めていると述べた。ニュージーランドは、国際空港が閉鎖されたままとなっているバヌアツに航空機が着陸できるかどうか確認するため飛行機を派遣するとした。国連の推計では、人口の約3分の1にあたる11万6000人が地震の被害を受けた