大谷翔平選手寄贈のグラブに福島県内の小学生が笑顔 「みんなと共有して仲良く楽しく使いたい」 始業式で披露
福島県内の公立小学校などで始業式が行われた9日、一部の学校では、米大リーグ・ドジャースに移籍した大谷翔平選手が日本の全小学校に寄贈するグラブが披露された。 郡山市の芳山小では始業式に続き、お披露目会が開かれた。6年生5人が交代でキャッチボールし、グラブの感触を確かめた。少年硬式野球の郡山リトルリーグで外野手と投手を担う佐藤悠人さんは「憧れの選手からのプレゼントでうれしい。人間性もすばらしく、東北人として誇り。みんなと共有して仲良く楽しく使いたい」と笑顔を見せた。左利きの増子則透(のりゆき)さんは「右投げ用しかないと思っていた。すごく使いやすかった」と興奮気味に語った。 10日から各クラスに1日ずつグラブを回し、2月から体育の授業で使用する。 須賀川市の須賀川二小では贈呈式が行われた。松山祐介校長が『夢を与え、勇気付けるためのシンボルにしてほしい』という大谷選手からのメッセージを伝え、代表の古川琉翔さん(6年)にグラブを渡した。古川さんと松田旬ノ介さん(6年)がキャッチボールを行った。
古川さんは須賀川リトルリーグに所属し、練習を積んでいる。「プロ野球選手になりたいという思いがさらに大きくなった。大谷選手のようなみんなが憧れる選手になりたい」と語った。体育の授業や休み時間に使用される予定。