宝塚歌劇団、出演者用食堂の無償化&住宅補助手当導入 改革の進捗を報告
宝塚歌劇団は12日、公式サイトで改革に向けた取り組みの進捗(しんちょく)状況を報告した。 歌劇団では昨年9月に宙組の現役タカラジェンヌが自宅マンションの敷地内で急死。遺族側は過重労働と上級生らのパワハラが原因と主張し、今年3月に歌劇団と運営する阪急電鉄が謝罪、補償することで双方が合意した。 以降、外部有識者の意見を取り入れながら改革を行っており、マネジメントやサポートの一環として来年1月から出演者用食堂のリニューアルと出演者の利用無償化を新たに発表。身体のコンディション向上の必要性が高い出演者の健康増進を目的として、管理栄養士監修のもとで健康志向の食材を用いたメニューを提供する。 他にも劇団員の意見を吸い上げるために11月に第2回目の匿名アンケートを実施したことも明かし、意識改革、行動変容を促すために2023年12月から匿名で投稿できる意見箱の設置をしているが、今年10月に5度目の進捗報告を劇団員の代表から劇団員宛に書面にて行った。 さらに劇団員にとって働きやすい労働環境を作るために来年1月からは主に若年層への支援施策の一環として住宅補助手当の導入を予定している。