80代夫婦が大山登山中…前を歩いていた夫が足を滑らせ、受け止めようとした妻も転倒 肋骨と股関節骨折 防災ヘリで救助 登山歴約50年、登山届は未提出
鳥取県大山町の大山で14日、80代の女性が登山中に転倒し、股関節と肋骨を骨折する大けがを負いました。女性は防災ヘリで救助されましたが、命に別条はないということです。 【写真を見る】80代夫婦が大山登山中…前を歩いていた夫が足を滑らせ、受け止めようとした妻も転倒 肋骨と股関節骨折 防災ヘリで救助 登山歴約50年、登山届は未提出 警察と消防によりますと、14日午前9時20分頃、鳥取県大山町の大山夏山登山道4合目付近で、パトロール活動中の大山山岳医療部会員から「4合目付近で女性が転倒している」という内容の119番通報がありました。 女性は、朝から夫と2人で大山夏山登山道を登山中、午前9時頃に、4合目付近で前を歩いていた夫(80代)が足を滑らせ、それを受け止めようとした女性も一緒に転倒してしまったということです。 パトロール活動中の大山山岳医療部会員によって応急処置が施されましたが、自力で下山が不可能ということで会員が119番通報。救助を要請しました。 女性は、午前10時45分頃に鳥取県消防防災ヘリコプターにより救出され、米子市内の病院へ搬送されました。 その後、女性は肋骨と股関節を骨折していたことが判明しましたが、意識があり、命に別条はないということです。 女性は登山歴約50年ですが、登山届は未提出だったということです。 この山岳救助事案で、救急車を含む消防車両5台と13人、鳥取県消防防災ヘリコプター1機が出動しました。
山陰放送