いわゆる「核のごみ」の最終処分場をめぐり、佐賀県の玄海町では「文献調査」を受け入れる請願を議会の特別委員会が可決しました。すでに文献調査を終えた神恵内村の高橋村長は「ほかの町でも動きがある事はうれしい」とコメントしました。 原子力対策特別委員会委員長 「放射性廃棄物の最終処分にかかる文献調査への応募について」。 佐賀県の玄海町議会では、２５日の原子力対策特別委員会で、「核のごみ」処分地選定に向けた「文献調査」を受け入れるよう町内の団体が求めた請願が可決されました。２６日の本会議で採択され、最終的な判断が町長に委ねられます。 玄海町には原子力発電所があり、決まれば、原発のある自治体で初めて「文献調査」が行われることになります。「文献調査」は道内では寿都町と神恵内村で終えており、玄海町で実施されれば国内３カ所目です。 神恵内村の高橋村長はこうした動きに対し…。 神恵内村・高橋昌幸村長 「ほかの町村のこと、まだ本会議で決まっていない特別委員会でしょ、まだ正式に議会で決まっていない、ただ、そういう動きが出てきたことはうれしいと思っています」。 鈴木知事 「わたしの立場から個別自治体についてコメントすることは控えたいと思います」。 また、道は住民団体が先週、寿都町と神恵内村での概要調査について「道の姿勢を明確にするよう求めた要望書に「現時点で反対の意見を述べる考え」と回答しました。 核廃棄物施設誘致に反対する道北連絡協議会・東道共同代表「回答がやっぱり明確じゃない、現時点って。これから変わってしまう可能性があるので、私たちとしては、外してほしい」。