南極・昭和基地の観測隊員とライブトーク 富山県の立山カルデラ砂防博物館、隊員の日常生活紹介
南極・昭和基地とオンラインでつなぎ現地の観測隊員の生活や仕事について理解を深める「ライブトーク」が20日、富山県立山町あし峅寺の立山カルデラ砂防博物館であった。第65次南極地域観測隊の広報隊員として昨年12月から今年2月にかけて基地に滞在した同博物館の丹保俊哉学芸課長補佐が現地での活動を報告した。 丹保さんは観測隊の活動や南極の自然を取材し、国立極地研究所の公式ブログなどを通して情報を発信してきた。「南極の自然を肌で感じ、幼い頃からの夢を実現することができた」と振り返った。 ライブトークでは、基地に滞在している隊員たちが食堂や部屋などを動画で撮影し、日常生活や仕事内容を紹介。南極の気象や自然を観測する隊員に加え、調理師や車の整備士、医師など観測を支える多様な職種があることを伝えた。 同博物館と昭和基地のほか、秋田や愛知、佐賀など全国6会場とオンラインでつなぎ、富山会場からは約60人が参加した。