晴天続きの関東 今週は雨雲接近か 空気を潤す雨はいつ クリスマスにかけて乾燥注意
関東では、今週、雨の降る可能性は2回。今のところ、19日(木)に予想される雨雲は、ほとんど海上ですが、21日(土)は、沿岸部を中心に一時的に雨や雪が降りそうです。ただ、雨が降ったとしても、空気をしっかり潤すほどではありません。クリスマスに向けて乾燥が続くので、イルミネーションはキレイに見えますが、火の取り扱いには十分ご注意ください。
17日(火)・18日(水) 晴天&乾燥が続く
16日(月)の関東は、平野部では広く晴れて、空気の乾燥した状態が続きました。東京都心の最小湿度は35%で、東京地方には、これで10日連続して「乾燥注意報」が発表されています。 17日(火)も、関東は広い範囲で、たっぷりの日差しが降り注ぐでしょう。朝は、この時期らしい冷え込みで、水戸や宇都宮では、最低気温は氷点下の予想です。最高気温は13℃~14℃くらいで、日なたでは、暖かく感じられるでしょう。 18日(水)も、冬型の気圧配置が続いて、関東では午前中を中心に晴れるでしょう。空気の乾燥も、まだ続きそうです。
19日(木) 雨雲はほとんど海上
ただ、今週、関東では、雨の降る可能性は、2回あります。 1回目は、19日(木)です。 天気図には表現されませんが、関東沖では、風と風がぶつかって、雨雲が発生するでしょう。今のところ、雨雲がかかるのは、ほとんど海上と見られています。 この雨雲は、コンピューターの予想では、陸地にはかからない見込みですが、まだ雨雲の位置が、ずれる可能性もあります。最新の予報を確認してください。
21日(土) 沿岸部を中心に一時的に雨・雪
そして、2回目の雨が降るタイミングは、21日(土)です。 天気図を見ますと、関東の南には、前線が予想されています。このため、19日(木)よりも陸地に近い所で、雨雲が発達しやすくなりそうです。関東の沿岸部を中心に雨が降り、気温の低い時間帯なので、みぞれや雪になる所もあるでしょう。 ただ、雨が降ったとしても一時的です。空気をしっかり潤すほどではありません。 22日(日)には、天気が回復して、来週前半も、晴れ&乾燥が続くでしょう。
ホワイトクリスマスは?
そして、24日(火)のクリスマスイブも、関東の平野部では、雪や雨は降らないでしょう。ホワイトクリスマスを過ごせるのは、群馬北部や栃木北部の山沿いに、限られそうです。 平野部では、ホワイトクリスマスにはなりませんが、空気が乾くことで、澄んだ夜空に、イルミネーションが一段とキレイに輝きそうです。 ただ、空気が乾燥がまだまだ続くことで、火災が発生するリスクが高まります。暖房器具など、火の取り扱いには十分な注意が必要です。また、お肌やノドのケアも心がけ、風邪やインフルエンザにも、お気をつけください。
日本気象協会 本社 望月 圭子