「シュレッダーごみ」リサイクル事業 初年度回収量は6・3㌧【宇部】
宇部市が昨年度に始めた家庭から排出されるシュレッダーごみの回収で、新町と黒石ふれあいセンターの資源ごみ拠点回収施設での初年度の年間回収量は6・3㌧だった。市廃棄物対策課では、想定よりも回収量は多く、ごみの減量に一定の効果があったと分析している。 家庭用シュレッダー機の普及を踏まえて、燃やせるごみの減量とリサイクルの推進を目的に、2022年9月から7カ月間、資源ごみとして回収する実証実験を実施。市民にも好評だったことから事業化に踏み切った。 回収したシュレッダーごみは古紙回収業者に1㌔当たり2円で売却し、再生業者がリサイクルする仕組み。回収量が最も多かったのは、年度末となる3月の870㌔、次いで年末の12月の740㌔。最も少ない月は8月の300㌔で、月平均では525㌔となった。 回収コストを抑えるため、収集業者が両拠点を訪れた際に、専用の回収ボックスに出してあれば回収している。地域からは月1回の古紙の日にシュレッダーごみも回収してほしいという要望もあるが、採算が取れないため、現時点では現在の形で実施していく予定。