＜ニチレイレディース第1日＞7番、笑顔を見せる小林夢果（撮影・西尾　大助）

　◇女子ゴルフツアー　ニチレイ・レディース第1日（2024年6月14日　千葉県　袖ケ浦CC新袖C＝6584ヤード、パー72） 　小林夢果（20＝ヨコハマタイヤジャパン）が7バーディー、1ボギーの66をマークし、桑木志帆（21＝大和ハウス工業）とともに首位発進した。ツアー屈指の飛ばし屋は4つのロングホールですべてバーディーを記録するなど、狙い通りのゴルフを展開した。 　後半の7番、小林は1Wを振り抜くと、実に280ヤードのビッグドライブ。残り205ヤードの第2打は5Uでグリーン奥まで運び、アプローチで寄せてスコアを伸ばした。続く8番は1・5メートルを沈めてこの日、7つ目のバーディーを奪った。 　今季QTランク8位でツアーに参戦している20歳はこれで首位発進は3度目。師匠の尾崎将司から「運動神経がいい」と言われる逸材は、「去年と比べて曲がらなくなった」ことが好成績の要因という。本来の持ち球はドローだが、「今はドライバーは軽いドローになってきて、セカンドははフェードで狙えるようになった。自分の中でその辺が成長した」と自己分析した。 　今大会に合わせて新しいキャディーバッグとピアスが届いた。「朝からテンションが上がった」と気分良くプレー。バッグの名前のカラーは、自らの希望で、これまでのピンクからゴールドに変更。目指すはもちろん「一番」だ。