藤巻亮太『3月9日』は「友達の結婚式のために作った」20年を経て卒業式で歌われる1曲に
――そもそもは「友達の結婚式のために作った」
こもり校長:『3月9日』を作ったのは、おいくつのときなんですか? 藤巻:21歳くらいで作っているんです。 COCO教頭:え~! こもり校長:こういうお話を聞くと、感覚や才能に年齢は関係ないなと思いますけど……21ですか! 藤巻:そうなんですよ(笑)。でも、いまは卒業式で歌っていただくイメージがあるんですけど……あらためてなんですけど、これは友達の結婚式のために作った曲なんですよ。21歳のときに友達が結婚したんです。 COCO教頭:割と早めですよね。 藤巻:僕たちは学生だったんです。結婚というものもよくわかっていなかったんですけど、「3月9日に結婚するんだよね、サンキューの日なんだ!」という友達の言葉がめちゃくちゃ素敵で。レミオロメンは組んでいたけど学生だし、お金もないし、ということで音楽をプレゼントすることになったんです。 こもり校長:いい……! 藤巻:なので、その友達と奥さんに向けて作った曲なんですよ。 こもり校長:“誰かが、新しい一歩を踏み出すために!”という部分に人の思いが乗っかっていって、背中を押す曲になって、卒業式で歌われるようになったんですね。いろんな思いが乗っている曲ですね。いい~!
――リスナーのメッセージを紹介
【中学3年生です! 本日! 県立高校の推薦入試に合格しました! たくさん勉強してきたので嬉しいです! そんな話はさておき、もうすぐ卒業式です! 学年合唱で『3月9日』を歌います! 『3月9日』が一生心に残るのかぁ、と思うととても嬉しいです! ずっと聴いてきていたこの曲が、大切なものになるとは……もうサイコー!】(15歳) 藤巻:めっちゃ嬉しい! 作り手って、作ったあとは人のものになっていくので……! 自分の歌という感じがしなくて、こういう話を聞くだけで感動しちゃいますね。大事な卒業式になってほしいなと思います。合格おめでとう! 校長・教頭:おめでとう! ◇ 藤巻亮太さんは、『3月9日』のCDリリースから20周年を迎える2024年3月9日(土)に、『THANK YOU LIVE 2024』を東京・日比谷野外音楽堂で開催。「これは感謝を伝えるライブなんですけど、『3月9日』が持っている中心部分には、みんなで門出をお祝いしていい節目にする、というのがあります。節目を迎えられるみなさんに、ぜひこの曲を生で聴いてほしいですね」と話していました。詳細はオフィシャルサイトまで。