定年退職したら、地域のコミュニティセンターで働こうと思っています。平均的な月収はいくらでしょうか?
定年退職をした後も、何かしら仕事をしようと考えている人は多いでしょう。地域に密着した仕事を希望するなら、コミュニティセンターで働くのも選択肢の一つです。ところで、実際にはどれくらいの収入になるのでしょうか。 今回は、コミュニティセンターで働く場合の月収や主な仕事内容、一般的な採用方法などを紹介します。 ▼65歳から70歳まで「月8万円」をアルバイトで稼ぐと、年金はどれだけ増える?
コミュニティセンターとは?
コミュニティセンターとは、その地域の人たちのふれあいや生涯学習の場として使うことを目的とした施設のことです。通常は複数名で利用するもので、趣味の集まりや習いごと、会議などに使えます。ただし、一般的に宗教や政治的な活動の場としては利用できません。コミュニティセンターは、自治体ごとで運営、管理しています。そのため、コミュニティセンターで働くには市区町村の職員として採用されるのが一般的です。
コミュニティセンター職員の平均月収
コミュニティセンターの給与やシフト体制は、地域ごとで変わってきます。時給制になっている地域もあれば月給制になっている地域もあります。時給制になっているところは1000円前後が一般的です。給与制の場合は、15~20万円ほどで、一般職員か責任者かなどによって金額に違いが出ます。 時給制だと、例えば1000円で7時間働いたときは1日7000円です。週6日働けるなら、月収は16万円以上になるでしょう。勤務時間は、1日4~6時間程度のところからフルタイムのところまでさまざまです。待遇も地域によって違いますが、社会保険や厚生年金、雇用保険、労災保険などに加入しているケースは多いといえます。
コミュニティセンター職員の主な仕事と採用方法
では、コミュニティセンターでの主な仕事内容と一般的な採用方法を紹介します。 ・主な仕事内容 コミュニティセンターの設備管理や利用者の受付業務、書類作成、電話受付などが主な仕事になります。細かい業務内容は地域や責任の度合いによって異なりますが、山形県白鷹町のコミュニティセンター事務局員募集案内を見てみると、「地区経営主体が行う各種事業の運営、コミュニティセンター施設および設備の維持管理、事務局長の補佐、地区の活性化にかんすること」とされています。 知識としては、パソコンの基本的な操作や、Word、Excelなど一般的なものが求められるといえるでしょう。他には、普通免許も持っているといいでしょう。また、地域によってはコミュニティセンターが災害時の避難場所になっていることもありますが、その場合は、災害時の対応も業務に含まれます。 ・採用方法 書類選考や面接選考で採用可否を決めるのが一般的です。書類選考を経てから面接選考に進むケースもあれば、面接選考のみのケースもあります。いずれの場合も、まず採用担当窓口に必要な書類を送り、それから選考に進みます。基本的にはその地域に居住していることが応募の条件です。
コミュニティセンターの給与は15~20万円程度
コミュニティセンターの報酬は、時給制や月給制など地域によってさまざまです。勤務時間も地域ごとで変わってきますが、月収として考えると15~20万円程度といったところです。中には、1日約4時間の勤務時間で月10万円ほどという地域もあります。定年退職後は、一般的に数年で年金を受給することが可能になります。プライベートな時間も充実させつつ、無理のない働き方をしましょう。 出典 白鷹町 地区コミュニティセンターを管理運営する地区経営主体の事務局職員を募集します 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部