3日~4日は北陸や東北日本海側で大雨 関東甲信~九州は猛暑 体温超えの所も
明日3日(水)以降 35℃以上の猛暑日続出 静岡は38度と体温超えの日も
明日3日(水)~5日(金)頃にかけては、一時的に太平洋高気圧の勢力が強まって、関東甲信~九州では梅雨の中休みになりそうです。 強い日差しが照りつけて、35℃以上の猛暑日になる所があるでしょう。宮崎では連日の猛暑日になりそうです。4日(木)は東海で猛暑日になる所が多く、静岡で38℃と体温を超える暑さになるでしょう。暑さを避けて、ノドが渇く前から水分をとるなど、熱中症には厳重に警戒してください。 また、夜の気温が下がりにくいこともポイントです。関東甲信~九州では熱帯夜(夜間の気温が25℃を下回らない)になる日が多いでしょう。寝ている間の熱中症にも注意が必要です。
夜間の熱中症を防ぐには
夜から朝にかけて気温があまり下がらないと、室内で熱中症が発生するリスクが高まります。夜間の熱中症を防ぐポイントは2つあります。 ①寝る前に水分補給をしましょう。 熱中症予防には、水分補給が重要です。寝ている間にも汗をかくので、体の中の水分が失われてしまいます。寝る前には、コップ1杯程度の水を飲みましょう。睡眠中にトイレに行きたくないからといって、水分を控えるのは危険ですし、トイレに起きた時は、水分補給のタイミングです。起きた時にすぐ飲めるよう、枕元に常温の水を置くのがおススメです。 ②エアコンを上手に使いましょう。 熱中症予防には、暑さを避けることも重要です。寝室は、寝る前からエアコンを使って、涼しくしておきましょう。また、エアコンが数時間後にオフになるようタイマーをかけると、タイマーが切れた時に部屋の中の温度が、とても高くなってしまうこともあります。タイマーをかける場合は、少なくともエアコンを3~4時間は使うよう設定し、できれば朝までつけっぱなしにしましょう。エアコンはオンとオフを繰り返すと、そのたびに電力を消費するので、つけっぱなしにした方が経済的です。
梅雨末期の大雨に注意
10日(水)以降は梅雨前線が本州付近に停滞しやすく、東北~九州では梅雨空が続きそうです。前線の活動が活発になり、同じような所に発達した雨雲がかかり、雨量が多くなることも考えられます。今年は梅雨入り早々、大雨になった所がありましたが、梅雨末期の大雨に注意が必要です。 この期間は、日差しが少なくても関東甲信~九州では真夏日(最高気温が30℃以上)が多いこともポイントです。連日の蒸し暑さで、体調を崩さないよう、お気をつけください。
日本気象協会 本社 岡本 朋子