ヘンリー王子、首筋に偽のタトゥー入れ「くそったれ」とつぶやくコント動画物議「恥ずべき存在」
9月に米ニューヨークを単身で訪問した際に現地で人気のタトゥーパーラーを訪れて話題を呼んだ英国のヘンリー王子(40)が、首にタトゥーを入れるコントを披露して物議を醸している。 王子は来年2月にカナダのウィスラーとバンクーバーで開催される自身が英王室時代に立ち上げた負傷兵士らのための国際スポーツ大会「インビクタス・ゲーム」の閉会式に、カントリーミュージック界のスター、ジェリー・ロールが出演することを発表する動画で、タトゥーをネタにコントを披露した。 インビクタス・ゲーム2025の公式インスタグラムに投稿された、タトゥーパーラーを訪れた際に撮影したと思われる動画は、王子が店の椅子に座ってロールを待っているシーンから始まる。そこに現れたロールが、「ヘンリー王子から今日、タトゥーを入れたいと電話がかかってきた時は信じられなかったよ。最高にクールだ」とコメント。手袋をしているロールを見て怪訝そうな顔で、「ノー、ノー、なぜ手袋をしているの?」と焦る王子に対し、ロールはインビクタス・ゲームに関するタトゥーを入れるんだよ、と返答。王子は「インビクタス・ゲームに出てほしいと頼みに来ただけだ」と話すも、初めてのタトゥーを入れたら出演しても良いよと交換条件を出され、応じることに。 「じゃあ腰かお尻に」と話す王子に、ロールは「あなたのお尻なんて見たくない」と返して首筋にタトゥーを入れることになる。王子は途中、声を出して痛そうな表情を見せたりとしっかり演技まで披露し、ジェリー・ロールの名前が入ったタトゥーが完成するというコントをコミカルに演じた。最後は「バンクーバーで会おう」と言い残してロールが去ると、鏡でタトゥーを見ていた王子が「くそったれ」と述べて終わる。 王子が悪態をつき、偽のタトゥーを入れることで大会のPRを行ったことに、ネットでは「恥ずかしい」「彼の汚い言葉遣いは、肩書のある40歳の人には似つかわしくない」「恥ずべき存在。王族の価値を下げている」などのコメントが寄せられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)