入札情報の見返りに現金授受か 広島県尾道市職員を加重収賄容疑で再逮捕、広島県警
広島県尾道市発注工事を巡る官製談合事件で、業者に入札情報を漏らした見返りに現金を受け取ったとして、広島県警は5日、尾道市土木課専門員の男性職員(51)=同市、官製談合防止法違反(入札妨害)などの罪で起訴=を加重収賄の疑いで再逮捕した。同市の建設会社「渡辺工業所」男性社員(58)=同市、公競売入札妨害罪で起訴=を贈賄の疑いで再逮捕した。 入札情報漏えい疑いで尾道市役所を家宅捜索した広島県警の捜査員(5月15日) 捜査関係者によると、昨年3月と6月にあった市道日比崎228号の改良工事の一般競争入札に絡み、男性職員が、当時社長だった男性社員に入札情報を伝えた見返りとして現金数万円ずつを男性社員から謝礼として受け取った疑いが持たれている。
中国新聞社