RISE伊藤隆代表にベルトを返上した大崎一貴（左）

　立ち技打撃格闘技のRISE（ライズ）は21日に都内で記者会見を行い、RISEスーパーフライ級（－53キロ）王者・大崎一貴（28＝OISHI GYM）が約4年間保持してきたベルトを返上した。 　大崎一は新設されるRISE世界スーパーフライ級のベルト獲得を目指して今後戦い、並行してONEチャンピオンシップでの活躍も視野に入れているという。 　会見に出席した大崎一は「約4年間くらい持っていたベルトを返上することになりました。こういう形で手放すのは、少し寂しい気持ちもするんですけど、今度は（弟でRISEバンタム級王者の）孔稀ともう一個上の世界のRISEのベルトで、（後楽園ホールにかかげられる）バナーで世界チャンピオンとして2人で並べるように。まずは僕が今度12月（の大会で）、しっかり勝って、すぐにでもタイトルマッチを組んでもらえるようにまた頑張るので楽しみに応援をしてほしいなと思います」と話した。 　また大崎一はONEでの活躍にも意欲を見せている。RISEの伊藤隆代表によると、すでに「ONEフライデーファイツ（FF）86」（11月8日、タイ・ルンピニースタジアム、日本時間同日午後9時30分からU－NEXTで配信）でのONEデビューが決まっている大崎孔と同様に、大崎一についても「ONE FF」であればすぐにでも出場できる確約をもらっているという。 　ONE本戦に出場して王座を狙う場合の契約についてはRISEとONEとの話し合いになるが、大崎一は「しっかり話し合っていかないといけないなとは思うんですけど、僕はやっぱり強い選手とやりたいっていうのもあるんで。（ONEの）階級が56・7キロからなんで、3、4キロぐらい重くはなるんですけど、そこはあんまり心配してない。試合を見ても、僕なら全然倒せるなっていう自信もあるんで。話し合いですけど僕は挑戦はしてみたいなっていう気持ちはあります」と本心を隠そうとはしなかった。 　これにともない12月15日に後楽園ホールで行われる「RISE184」で同級王座決定戦が行われ、同級1位政所仁（26＝魁塾）と3位花岡竜（20＝橋本道場）が戦うことも発表された。