〔欧州株式〕おおむね下落=英0.17%高、独0.35%安(19日)
【ロンドン時事】19日の欧州株式市場はおおむね下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比13.82ポイント(0.17%)高の8205.11で引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.35%安、フランスCAC40種指数は0.77%安、ストックス欧州600種指数は0.17%安だった。 この日発表された英インフレ指標がイングランド銀行(中央銀行)の掲げる2%物価目標に到達したことで、英株は緩やかに上昇。原油価格の回復も資源株の押し上げにつながり、英株を下支えした。欧州株は不動産株やテクノロジー株の下落を受け、押し下げられた。 FTSEの構成銘柄では、段ボール大手スマーフィット・カッパ(4.81%高)や保険大手ビーズリー(2.28%高)、投資会社ハーグリーブス・ランズダウン(2.04%高)が上昇を主導。一方、住宅大手バークリー・グループ(6.31%安)や物流施設大手セグロ(3.00%安)などが売られた。 DAXでは、医療機器のザルトリウスが14.15%安と急落したほか、分子診断大手キアゲンが5.62%安、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが3.60%安。他方、エネルギー大手シーメンス・エナジーが1.73%高、高級車メーカーBMWは1.10%高だった。