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福島県の暴力団幹部の男が、組員の男性に自分のフルネームの入れ墨を入れさせたとして、強要の疑いで愛知県警に逮捕されました。 　強要の疑いで逮捕されたのは、福島県に住む、指定暴力団六代目山口組傘下組織幹部の35歳の男と、31歳の男です。 　警察によりますと、2人は共謀して、2022年5月、福島市内の飲食店で当時、2人が所属する組織の組員だった男性（22）を取り囲んで脅し、入れ墨スタジオで男性の胸に35歳の男のフルネームの入れ墨を入れさせた疑いが持たれています。 　35歳の男が「お前、俺の名前彫れよ」などと脅したところ、男性は拒否しましたが、31歳の男が「ヤクザやるんだったら入れた方がいいから」などと、さらに脅したとみられています。 　男性が4月、警察に被害を相談して事件が発覚しました。 　警察は、捜査に支障があるとして容疑者2人の認否を明らかにしていません。