店長のラテアートにBB-8も 愛知のレストランSNSで話題
スター・ウォーズのBB-8をラテアートにしたら、こうなりました。 THEPAGE愛知
コーヒーにミルクの泡を注いだカプチーノの表面にイラストを描くラテアート。愛知県一宮市のイタリアンレストラン「ベルコルノ」の店長が描くラテアートがSNSを中心に話題を集めている。「お客さまにさらに喜んでもらえるよう、おもてなしをしたい」と、始めた題材のリクエスト制とカラー化したラテアートが、好評を得て、今では国内だけでなく海外からも客が訪れるようになったという。これまで約1万杯のラテアートを作り上げてきた同店店長に、製作に至った経緯やこだわりなどを聞いてみた。
反響受け海外から訪れる客も
客のリクエスト通りに似顔絵やキャラクター、風景、文字をカラーで描く同店のラテアート。そもそもここまで凝ったラテアートを始めたきっかけを店長の伊藤さんに聞くと「ラテアートの絵柄を楽しみにしているお客さまがいると気付き、さらに喜んでもらうために、何か工夫できないかと考えた。日本人としておもてなしの心を伝えたかった」と教えてくれた。 そこで始めたのが、題材のリクエスト制とカラー化した「ラテアート」。注文したお客さんからは「こんなの初めて!」「そっくりで感動した」「飲むのがもったいないくらい可愛い」などと反響があり、全国からだけでなく、海外からもお客さんが来るようになったという。
飲み終えるまでアートを楽しんでもらえる
ラテアートの着色には、赤、青、黄、緑、ピンク、黒の6種の食紅とチョコレートシロップを使う。味が変わる材料はほとんど使用しないため、味に影響はないとか。 泡立てたミルクの上に、注文のあった題材の輪郭をまず手芸用の針で描き、続いて耳かき用の棒で色をのせ、つまようじで柄を調整する。1杯10~15分ほどで完成。伊藤さんによると「カプチーノを飲み終えるまでアートを楽しんでもらえるように、イラストの配置やミルクの泡の密度にもこだわっています」とのこと。 さらに、似顔絵を描くコツとして、「題材となる人やキャラクターの性格を知った上で描くと、表情がかなり変わります。なので、ご来店頂いた方の似顔絵を描く場合は、ちょっとでもお話してから描くようにしています」と教えてくれた。