披露宴に臨む北勝富士（左）と真美さん（撮影・園田高夫）

　大相撲の幕内北勝富士（３１）＝八角＝が１７日、都内のホテルで結婚式を挙げ、披露宴には約６００人が出席した。大阪府出身の真美さん（３５）と２０２０年１月に結婚。２１年３月には長男も誕生した。 【写真】白無垢綿帽子姿の真美夫人　北勝富士もドキドキの美しさ 　コロナ禍で、当初は２０年６月に予定していた式が延期に。結婚から４年を経ての開催に、北勝富士は「長かったですね。式を挙げられてうれしい」と感慨をにじませた。その間に愛息も授かり、すくすくと成長。「息子がいる中で披露宴ができた。４年間でよかったなと思うところ」とうなずいた。 　真美夫人の白無垢（むく）姿には「ドキドキした。美しかったです」と目尻を下げた北勝富士。「勝っても負けても相撲の話題には触れない。常に冷静で支えてもらっている。相撲と育児に集中できる環境をつくってもらっている」と感謝し「笑顔の絶えない家庭を作っていけたら」と話した。 　初場所では右膝を痛めて９日目から休場し、負け越し。現在は四股やすり足ができるまでに回復した。門出の日を迎え「たくさんの方に応援してもらえるので、頑張らなきゃいけない。しっかり治して、自分らしい相撲がとれれば」と春場所（３月１０日初日、エディオンアリーナ大阪）を見据えると「去年は名古屋場所で優勝決定戦までいけたし、自分でもそういう力があると再確認できた。一度は優勝したいというのは、小さい頃からの夢。それをかなえられるように頑張りたい」と意気込みを新たにした。