米供与兵器、攻撃範囲の拡大容認 ロシア領内、対立激化も
【ワシントン共同】米政府は24日までに、ウクライナに対し、ロシアからの全ての越境攻撃に米供与の兵器で反撃することを容認した。これまではウクライナ軍が守勢に立たされる東部ハリコフ州の周辺地域に限定してロシア領内への攻撃を認めていたが、範囲を拡大した。米国の関与が増大し、ロシアとの対立激化が懸念されている。 【写真】ロシアが核攻撃に踏み切ったらアメリカはどこに報復するか? 米政権内で行われていた机上演習の衝撃的な中身 22年
サリバン大統領補佐官は17日、公共放送PBSのインタビューで、米供与兵器を使えるのはハリコフ州周辺に限らないとし「国境を越えて攻撃してくる全ての場所に適用される」と明言した。 米メディアは、米供与兵器の使用が防衛目的にとどまらない可能性を指摘した。