『推しの子』の次も原作担当!赤坂アカ先生が「漫画家引退」した理由 復活はある?
次回作も原作担当
人気マンガ『【推しの子】』が、2024年11月14日発売の「週刊ヤングジャンプ」50号(166話)で、約4年半に及ぶ連載に幕を下ろしました。原作者の赤坂アカ先生は、マンガ『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』で大きな成功を収めながらも、その完結後に作画を引退し、原作一本で活動することを宣言しています。この決断の裏には、どのような想いがあったのでしょうか。 【画像】「えっ…普通にうまくね?」「女の子かわいい」 こちらが赤坂アカ先生が「作画だけ」を担当したマンガです(4枚) 7年半連載が続いたマンガ『かぐや様は告らせたい』が最終回を迎えた直後の2022年11月3日、赤坂先生は自身のX(旧:Twitter)で、今後はストーリー製作に専念し、絵の方は趣味としてゆるく続けていくと発表しました。 この引退宣言を受け、SNS上では、感謝と労りのコメントが続々と投稿される一方、赤坂先生の絵が好きなファンからは引退を惜しむ声が多く見られました。 赤坂先生は過去のインタビューで引退宣言の真相について、労力がかかる作画よりもストーリー製作が楽しく、当初から原作者志望であったと明かしています。『かぐや様は告らせたい』についても、あまり気が乗らなかったそうで、7年半もの長期にわたって自身が苦手という作画に向き合い続けてきた苦労が垣間見えました。 突然の引退宣言から約2年が経過し、『【推しの子】』が完結した今、赤坂先生は当時のことについてどのようにとらえているのでしょうか。 完結直後の「集英社オンライン」インタビューで、赤坂先生は当時の引退発表について「(宣言して)よかったと思います」と、改めて振り返っています。公表したことで業界全体に作画の仕事は受けないと印象付けることができ、ストーリー製作に集中する環境を得られたことが大きかったようです。その一方で、2024年8月から9月に開催された「赤坂アカの世界展」で、久しぶりに赤坂先生の作画を目にしたファンからは「やっぱり赤坂先生の絵柄が好き」「絵の迫力と魅力が伝わってきた」と、今でも赤坂先生の作画に惹かれるファンは多いようです。 2025年春から開始する新連載は、メルヘンな世界が舞台の王子様とお姫様の愛の物語とのことで、赤坂先生のほか、あおいくじら先生、4人組の漫画家ユニット、アジチカによるユニットで作られます。赤坂先生は原作者として、今度はどのような物語を届けてくれるのでしょうか。 また、引退宣言からしばらく経った時期の「MOVIE walker PRESS」のインタビューで、「都合がいい時には、漫画家と名乗ります。漫画を描くこともあるかもしれない」「(『かぐや様』のキャラクターとは)まだお別れじゃないだろうと思っています」と含みを持たせた発言をしていました。ファンの間では「『かぐや様』の続編が見たい」「作画での連載開始をいつでも待っています」など、作画への復帰を願う声も根強くあります。
LUIS FIELD