【阪神】掛布OB会長「4番を主役にさせる5、6番が大切」85年佐野仙好らを例に前川右京に期待
阪神の掛布雅之OB会長(69)が21日、来季高卒4年目の前川右京外野手(21)をV奪還のキーマンに指名した。理想の打順について近本、中野、森下、大山、佐藤輝を想定した上で「6番に前川が入れば、外国人は入るところがないでしょ。(前川の成長が)大きなポイントになると思う」と分析した。 6番については「第2のポイントゲッターになる打順」と持論を展開。日本一を達成した85年の6番、佐野仙好らを例に挙げ「4番を主役にさせる5、6番がすごく大切」。今季は打率2割6分9厘、4本塁打を記録したが、来季は「2割8分以上」と「2桁本塁打」のクリアを指令した。 また、掛布氏は現在空き番で自身がつけていた背番号31について「左バッターの方が似合う」と言及。ただ「背番号は自分でつくるもの。松井秀喜は55、イチローは51をつくった。58を前川の背番号にしたっていい」と話した上で「31を望むのであれば全然いいんだけど」とうなずいた。 最後はレギュラー定着へ、フルイニング出場も最低条件として厳命した。「主力を張るのであれば、27個目のアウトを取る時にレフトにいなきゃおかしい。打って、走って、ある程度守れないと。それくらい前川に頑張ってもらいたい」と期待大だ。【古財稜明】 ○…阪神掛布OB会長と糸井嘉男スペシャルアンバサダー(43=SA)が、京都競馬場で「阪神カップ(G2) MBSベースボールパークpresents スペシャルトークショー」に出演した。22日の有馬記念の予想を行い、糸井SAは「(3番の)アーバンシックですよ。(背番号)3番の大山が残留したっていうことでね」とニンマリ。掛布氏は1番ダノンデサイルを選び「1番と3番は絶対僕買うんですよ。(現役時代の背番号が)31ですから」と場内を盛り上げた。