8年連続フェアウェイキープ率1位! 稲森佑貴プロがやっている「ドライバーで曲げないショットを打つ秘訣」を、実際に試してみた
スコアメイクをする上で、ドライバーショットは飛距離も大切だが、それ以上に方向性が重要。国内男子ツアーで8シーズン連続フェアウェイキープ率1位を誇る稲森佑貴が意識しているという「曲げないためのコツ」を、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実際に試してみた。 ※コロナ禍の影響で2020-2021年は同一シーズン
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ドライバーショットはなるべく飛ばしたいと思うわけですが、曲がってしまっては意味がないんですよね。っていうか、飛距離よりも方向性のほうがスコアを作る上では大事です。でも、曲がらない球ってどうやって打てばいいのでしょうか? 月刊ゴルフダイジェスト3月号に「今年こそは絶対曲げない!」という記事がありました。その中から、気になったことをいくつかやってみました。 この記事で指導してくれているのは「日本一曲がらない男」と言われている稲森佑貴プロ。2015年から8シーズン連続でフェアウェイキープ率1位に輝いているんですから、本当に凄いです。 そんな稲森プロが一番気を付けているということが「いかに右を出さないか」ということらしく、そのために左主導のスウィングをしているそうです。まずテークバックでは左腕で引っ張るようにクラブを上げ、ダウンスウィングでは体を開かず、左の壁を強く意識しているのだとか。
その「いかに右を出さないか」ということのために稲森プロはセットアップのときに、必ず左手でクラブをセットしているそうなんです。プロもアマチュアも右手でセットアップすることが多いと思うのですが(僕も右手でやってます)、稲森プロはあえて左手でやっている。その理由はいくつかあって、まず左手でセットすると体が開かず、スクエアに構えやすいということ。右手でセットすると、どうしても右肩が出て体が開きやすくなってしまうんですよね。 そしてもうひとつ、左手でセットする際、同時にわきを締めて構えることで、スウィングしたときに左の壁が作りやすいというメリットもあるそうなんです。 本当にセットアップする手を変えるだけで、曲がらなくなったりすることがあるのか、計測しながら試してみました。 まずはいつものように右手でセットして打ってみます。これはいつもやっているルーティンなので、特に違和感なく構えられます。打ってみると、僕はフェードヒッターなので、少しだけ左に打ち出して、軽く右に曲がって戻ってくるような球筋。ただ、あまりフェードせずにそのまま左に真っすぐ飛んでしまうミスが出ることがあるんですよね。これって稲森プロの言う、右が出ているということなのでしょうか? でも、OBになったりするほど左に飛ぶわけではないですが、確実に左ラフには行ってしまいますね。
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