ユーピーアールスタジアム改修完了 こけら落としで早実招く【宇部】
宇部市野球場「ユーピーアールスタジアム」の改修工事が完了し、記念式典が26日、同球場で開かれた。雨が降る中、関係者らが参加し、記念撮影などで完成を祝った。同日はこけら落としとして、全国制覇2回の強豪・早稲田実高(東京)を招き、宇部西高と宇部鴻城高が対戦している。 同球場は、3億3800万円をかけ、昨年9月から人工芝、電光掲示板、防護マットの工事を行った。県内の公共球場での全面人工芝化は初めて。プロ5球団の本拠地と同じもので、ポリエチレン製のちぢれた形がやけどや光の反射を軽減し、ボールのイレギュラーを起こしにくい。 以前よりも手入れの手間を省くことができ、耐久性にも優れているため、約15年は持つという。電光掲示板はカラーLED(発光ダイオード)に変更し、イラスト表示も可能となった。防護マットは前回の色と同様の青色を導入した。 開会に先立ち、篠﨑圭二市長が「リニューアルを終えられて、皆さんに感謝している。オープニングにふさわしい試合を期待している」とあいさつ。野球を育む会inうべ(伊藤正隆理事長)の水野和之副理事長が「高校野球の招待試合は2015年から今回で8回目。こけら落としにふさわしい試合を」とエールを送った。早稲田実高の選手に記念品、和泉実監督に市内産の農産物を生かしたお菓子の詰め合わせが贈られ、ホームベース後方で記念撮影が行われた。 招待試合では午前10時15分から宇部西高、午後から宇部鴻城高が出場。選手たちは、新たに張り替えた人工芝のグラウンドでボールの動きなど感触を確かめた。