ある条件で出現する「幻の滝」 豪快な天然のシャワー 兵庫県洲本市
「幻の滝」と呼ばれる「大城(だいじょう)の滝」が、兵庫県洲本市鮎屋の山あいに出現し、豪快に水が流れ落ちている。 県鮎屋川土地改良区によると、滝は農業用ため池の大城池(堤高約30メートル)の余水吐(よすいばき)から流れ出ている。増水時に余剰水を放流する仕組みで、好天時には水がないときも多い。 6月29日午前に南あわじ市の全日写連会員の里口寿信さん(81)が現地で確認し、撮影した。数日の雨が影響したとみられ、「滝は壮大で迫力があり、水しぶきは天然のシャワーのようだった」と話した。(天野剛志)
朝日新聞社