トークを繰り広げる（左から）室井館長、松本さん、浅野さん＝富山市の高志の国文学館

　女優3人によるトークイベントが21日、富山市の高志の国文学館で開かれた。室井滋館長と浅野ゆう子さん、松本明子さんが、出身地の食や女優業の話題で語り合い、会場を沸かせた。室井さんは、能登半島地震で同館に大きな被害はなかったとし「ちょっときついなと思ったときは、暖かい中で本を手に取る時間があってもいい。日常の一つとして利用してほしい」と聴講者に来館を呼び掛けた。 　浅野さんは、本名の裕子は石原裕次郎さんのファンだった母親が名付けたと紹介。浅野さんと石原さんが共演した後に、石原さんが母親と一緒に写真撮影してくれたエピソードを披露し「一番の親孝行ができた」と語った。 　松本さんは、前日の食事会で食べた寒ブリのおいしさに驚き、帰り際まで食べていたと明かした。「柔らかいけど、身が締まっておいしかった」と笑顔を見せた。副業でレンタルしている軽キャンピングカーを輪島市の被災地に貸し出したことも紹介した。 　室井館長は、浅野さんを誘って相撲観戦し、朝乃山を応援した思い出を語った。 　3人による朗読劇や写真撮影会も行われた。