“自分たちの手で財産を守る”国指定重要文化財「旧吉田家住宅」で防災訓練
チバテレ(千葉テレビ放送)
1月26日は「文化財防火デー」です。 千葉県柏市にある国指定重要文化財の建物で1月8日、火災を想定した防災訓練が行われました。 毎年約1万5000人が訪れるという国指定重要文化財「旧吉田家住宅」で行われた訓練には、柏市消防局や地元住民ら約60人が参加しました。 訓練は、母屋の囲炉裏から出火した想定で行われ、館内のスタッフがまず、消火器で初期消火を実施すると、その後、通報を受けて駆け付けた救急隊員らと見学者を安全な場所へ誘導しました。 続いて、バケツリレーや放水銃を使った消火訓練も行われ、消防隊員が到着するまでの間 、自分たちの手で焼失を最小限に抑える手順を確認しました。 文化財防火デーは、1949年1月26日、奈良県の法隆寺で起きた火災をきっかけに定められたもので、毎年この日に全国の文化財で防災訓練が行われています。 柏市消防局 高山剛 消防管理室長「先人が築き上げてきた文化財という名の日本の伝統文化を守ることは、いまを生きる我々の使命なので、自分たちの大切な財産を守るのは自分たちだという認識を持っていただくのが一番の目的になる」
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