スレイヤー

スラッシュメタルのビッグ・4の一角として君臨し、そのアグレッシヴな音楽性で人気を博してきたスレイヤー。2019年に無期限活動休止をしたベテランメタルバンドだが、今年の9月に数日限りの再結成ライブをすることが発表された。 【動画】2019年に公開された『Slayer: The Repentless Killogy』から「Repentless」 今月の上旬にはギタリストのケリー・キングがフロントマンのトム・アラヤについて「2019年以来話していない」と語っていたことが話題になっていたが、今回の再結成ライブの実現にはトム・アラヤの妻が一役買ったようだ。妻のサンドラ・アラヤは、先日自身のSNSで再結成の経緯を語った。 「“活動終了は嘘だったのか？”と批判している人たちのために明確にしましょう。トムは実際に演奏するのを完全に辞めて、もう引退していた。でも私は1年以上トムを説得し続け、彼はついに了承した。彼の了承をマネージャーに伝え、そこからはチームが進めてくれた。 もちろんトムが了承しないと実現しなかったけど、うっとおしく思われつつも何度もトムにお願いをした私がいなかったら実現しなかった！だからあなたたちが何を思おうと、私はこの数回の再結成ライブを存分に楽しもうと思う。彼は私やファンを心から愛してるから、またこうやって演奏してくれる！」 当初トム・アラヤは表舞台に出ることをあまり快く思っていなかったと語った妻サンドラ。トム・アラヤ本人は今回の再結成ライブについて「ステージでライブをし、ファンと激しいエネルギーを共有するあの90分間に匹敵する気持ちはない。正直なことを言うと、あの気持が忘れられなかった」とコメントしている。 ケリー・キングは今月上旬に公開されたRolling Stone誌のインタビューでスレイヤー再結成の可能性について訊かれた際に、「スレイヤーがまたツアーするかどうか？しないと思うな。ライブ自体はする可能性あるけど。トム・アラヤに会うことを楽しみにしているか？それはNOだな。俺はソロ活動を始めようとしてるし」と答えていた。