比、米の中距離ミサイル調達も 米軍装置、国内に残し操作習得
【マニラ共同】フィリピンのアニョ国家安全保障補佐官は20日、米軍が4月に初展開した中距離ミサイル発射装置について「将来、このような兵器を調達したい」と意欲を示した。「(フィリピン軍が)操作法を習得する必要がある」とし、発射装置を当面、国内に維持する方針も明らかにした。南シナ海問題で対立する中国をけん制する狙い。 マニラ近郊で共同通信などの取材に答えた。 中国は撤去を強く要求しているが、アニョ氏は「フィリピンには独立した外交政策があり、誰の指図も受けない」と断言。相互防衛条約を結ぶ米国のパートナーとして役割を果たすと強調した。