こ、これは巨大なおにぎり!動物園のパンダの「お尻」が圧倒的支持を集めたワケ
ちょっと短めのおみ足にまるいボディ。唯一無二のフォルムを持つ、神戸市立王子動物園のメスのジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」。そのかわいい姿と優雅な所作から、親しみを込めて、“神戸のお嬢様”とも呼ばれています。 【写真】パンダのタンタンと過ごした、すばらしい日々 2021年に心臓疾患が見つかり、治療を続けていたタンタンですが、2024年3月31日に虹の橋を渡りました。国内最高齢の28歳でした。いつでも笑顔をくれた神戸のお嬢様・タンタンをしのび、在りし日の日常を振り返りながらお伝えします。
泥んこタンタン
泥んこのお嬢様が登場したのは、16回目(https://gendai.media/articles/-/80535)。2月にしては珍しく最高気温が約18度と暖かかったこの日。水につかったまではよかったのですが、まさかぬれたまま泥の中を転がるとは……。「前後の気温が高かったからかなと思っています。あの匂いが落ち着くのかもしれませんが、いまだに理由がわからない、ナゾの行動ですね」と話すのは、飼育員の梅元さん。長いお付き合いの梅元さんにも、予測できない行動だったようです。 濡れた状態でブラッシングしても汚れは落ちないため、泥んこのまま放置。みんなに「真っ黒やな~」と言われながらも、きっちりとトレーニングをこなしました。こんなに汚れても、なぜか翌日にはきれいになっているそうですが、その分、お部屋は泥だらけで掃除が大変だったそうですよ、お嬢様。 そしてこの回は、お嬢様のお部屋をご紹介。するどい爪あとがついた寝台。でも夏場はもっぱらタイヤで寝ています。エアコンの風を嫌がって、寝台で寝ないのだとか。 取材日は、この時期らしく最高気温8度と肌寒い一日でしたが、寒さに強いタンタンは外で元気に食事中。大好きなタケノコをいただいた後は、竹が気に入らず、まさかの雑草サラダバー。見かねた飼育員さんに新しい竹とニンジンをもらって、ご満悦なお嬢様なのでした。