札幌でeスポーツ世界大会 1月末から5日間 集客3万人超「産業効果は絶大」
札幌市豊平区の大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)で開かれるeスポーツの世界大会「ALGSチャンピオンシップ」(29日~2月2日)に、官民の期待が高まっている。5日間で延べ3万人超の集客が見込まれ、国内eスポーツ大会の動員数は過去最多となる見通し。地元関係者は「道外、海外の若いファンが多く、観光やゲーム産業への効果は絶大」と歓迎する。
米オンラインゲーム「エーペックスレジェンズ」の世界王者を決める年一度の大会で、札幌開催は米、英に続き3度目。賞金総額200万ドルで、昨年1月から世界各地で予選が行われてきた。 大会観戦チケットは同11月に発売。決勝戦当日の一部チケットなどが完売し、客席とする予定のなかったスペースを開放して追加販売している。購入者は10~20代が多く、海外が1割。関係者は「過去大会と比べて驚異的な売れ行き」と語る。 北海道eスポーツ協会などによると、国内eスポーツ大会の最多動員数は約1万3千人。今大会はゲームの競技人口が多い上、期間も長く、大幅に増えそうだ。