衆院、午後に解散へ 15日公示、27日投開票
衆院は9日午後の本会議で解散される。政府は同日午前の臨時閣議で、衆院解散を決定した。今夕に再び臨時閣議を開き、衆院選の日程を「15日公示、27日投開票」と決める。自民党派閥裏金事件を受けた政治改革や物価高に対応する経済対策が争点となる。解散に先立ち石破茂首相と野党党首による党首討論を実施。衆院選を見据え論戦が本格化する。1日の首相就任から8日後の解散、26日後の投開票はいずれも戦後最短となる。 自民は9日午前、選挙対策本部会議で、裏金事件に関係した議員ら12人を非公認にすると決めた。首相は官邸で記者団に「正々堂々、誠心誠意、選挙に臨みたい」と決意を表明。立憲民主党の小川淳也幹事長は「裏金問題にふたをし、幕引きを図るものだ。とても許されない」と解散を批判した。 早期解散に反対する立民、日本維新の会、共産、国民民主の4野党は国会内で党首会談を開催。党首討論を行った後、内閣不信任決議案を提出する方針で一致した。
衆院選は、21年10月31日以来。小選挙区289、比例代表176の計465議席を争う。