河村勇輝がGリーグのハッスルで4試合目の出場、『アタックモード全開』で15得点11アシスト8リバウンド3スティールを記録
NBAでのプレーよりもアグレッシブに戦って試合を支配
グリズリーズと2ウェイ契約を結ぶ河村勇輝は、現地11月30日はチームを離れてGリーグのメンフィス・ハッスルの一員として、ペリカンズ傘下のGリーグチーム、バーミングハム・スクアドロン戦に出場した。 ハッスルでの出場はこれで4試合目。試合が始まって最初のプレーで、前からプレッシャーを掛ける相手のディフェンスに全く動じることなくスクリーンを使って加速すると、得意のフローターを沈めて先制点を記録。その後はターンオーバーが続く時間帯もあったが、河村にとってハッスルは自分のオフェンス能力を存分に披露すべき舞台であり、アタックモード全開でアグレッシブに攻め続ける。 NBAの試合では選択しないであろう、ディフェンスが正面にいるのに打ち切る3ポイントシュートを決めると、最初のフローターと同じようにスクリーンを使ってドライブを仕掛け、前で止めようとするディフェンスの動きをよく見てレイアップに持っていった。 相手ディフェンスは河村のパスを研究していたようで、ドライブで切れ込んでからのキックアウトのパスをカットする動きを再三見せた。これでいくつかのターンオーバーを喫したものの、河村は試合中にアジャストして、試合が進むにつれてミスを減らしていく。前からプレッシャーを掛けられても安定してボールを運び、周囲を見る落ち着きがあるため、最善のプレーを選択できる強みを、この試合でも存分に発揮した。 ドライブに相手がダブルチームを送り込めば空いた味方にパスを出し、そうでなければ積極的にシュートを狙った。こうして34分プレーした河村は、フィールドゴール13本中6本成功の15得点、さらには11アシスト8リバウンド3スティールを記録。チームは102-115で敗れたものの、河村にとっては自分らしくプレーして結果を残した試合となった。