高校サッカー選手権静岡県大会は、4日、準々決勝3試合が行われ、ベスト4が出そろいました。特に、第3試合の浜名対藤枝明誠は異例の展開となりました。 先週2日 土曜日に裾野市運動公園陸上競技場で行われた準々決勝、浜名対藤枝明誠戦。午後1時半にキックオフされたものの、濃霧となり前半7分で一旦中断に…。約2時間20分後に試合は再開されたものの、途中から猛烈な雨に見舞われ…。延長前半9分で再び中断となり、結局、中止に…。異例の”再試合”となりました。 そして1日挟んで4日夕方に行われた再試合。 2年連続、準々決勝で浜名に敗れている黄色の藤枝明誠は、前半12分、5番西原のクロスに13番水上！幸先よく先制します。さらに攻める明誠は35分、西原がこの位置からシュート！しかし、ここは浜名の守護神犬塚がブロックします。 エンドが変わった後半、今度は浜名のチャンス。11分、右サイドを駆け上がった5番加藤がシュート。しかし、今度は明誠のキーパー池端がブロックします。 16分、明誠フリーキックのチャンス。合わせたのは20番飯田！ここも浜名の犬塚がキャッチ。一方、浜名は39分。加藤のロングシュート！しかしここも枠の上…。 結局、藤枝明誠が1-0で勝利。浜名との死闘を制し、3年ぶりの準決勝進出を決めました。 （藤枝明誠FW13　水上 大和 選手・3年・決勝ゴール） 「（再試合は）大変だったが、チームで団結すれば勝てると思った。中1日の中で、話し合って勝つために準備した。（準決勝は）自分の得点で勝つことを意識して、決めても、もう1点取りにいってチームを勝たせるところを意識していきたい」 4日のその他の結果です。静岡学園が3-0で勝利。飛龍がPK戦の末、藤枝東を破り9年ぶりのベスト4進出を決めました。