大麻「使用」も禁止に…改正法が施行、医療分野では認可も “法の抜け穴”存在ナゼ 「ゲートウエードラッグ」でもカジュアル化?
■「てんかん治療薬」解禁求める声
藤井キャスター 「一方で、医療に関わる大麻の扱いも12日から変わるのですね?」 小栗委員長 「そうです。大麻から製造された医薬品について、有効性や安全性が確認されれば、国内でも使用が認められるようになりました。欧米など一部の国では、既に大麻から作られたてんかんの治療薬が承認されていて、日本でも解禁を求める声が上がっていました」
■乱用防止と適切な利用のための法改正
藤井キャスター 「あくまで医療に関しての分野だけなのですよね?」 小栗委員長 「そうです。雨宮さんによると、大麻はむやみに使用すると無気力状態になるなど影響があるほか、長期間にわたって使用すると統合失調症やうつ病などを発症することもあるといいます。また『ゲートウエードラッグ』、つまり薬物依存の入り口ともなります」 「そのため今回の法改正は、乱用防止と適切な利用のためと言えそうです」 野口啓代(スポーツクライミング五輪銅・『news zero』木曜パートナー) 「今までが曖昧な法律だったと思います。所持と栽培は違法だったのに使用が違法ではなかったことに違和感を抱きました。SNSなどの影響で、大麻に関する若者の認識がフランクになっているのではないかなと感じます」 「大麻の入手につながるようなSNS上の情報なども、何らかの措置を取った方がいいのではないのかなと思います」 (12月12日『news zero』より)