4人死傷ダンプカーと乗用車の衝突転落事故 現場視察し再発防止策を協議 スピード超過防ぐ仕組みを 広島
今月12日、広島市でダンプカーと乗用車が衝突し4人が死傷した事故で、広島県や広島市などの機関が再発防止策を協議しました。 この事故は今月12日、広島市安佐南区上安町でダンプカーと乗用車が正面衝突して2台が道路わきに転落したもので乗用車に乗っていた夫婦が死亡し、40代の娘が意識不明の重体、ダンプカーを運転していた59歳の男性もろっ骨を折るなどの重傷です。 現場は速度制限が30キロのループ橋で警察はダンプカーが速度超過により、カーブを曲がり切れず、対向車線にはみ出したとみて捜査しています。 21日、広島県や広島市など7つの機関が現場を視察しました。 付近の住民からは、「スピードの出し過ぎを防ぐ道路の仕組み作りが必要」「雑木林をなくして見通しを良くしてほしい」「カーブミラーを設置してほしい」などの意見が出ました。 その後、安佐南区役所で住民の意見が関係機関に伝えられ、実現できるかどうかが話し合われました。 【広島県交通安全対策室・金本至弘 室長補佐】 「路面に徐行や急カーブを書いてほしいという自治会からの要望があった」 【安佐南区役所維持管理課・佐々木栄治 課長】 「路面の表示、標識の設置、事故防止に向けた反射板の増設を考えていかないといけない」 県は今後、関係機関と協議を進め、年内をめどに再発防止策を取りまとめる方針です。
広島ニュースTSS