1月の世界平均気温「史上最高」 EU機関、パリ目標の達成困難
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は8日、今年1月の世界平均気温は13.14度で、同月としては1940年からの観測史上最高だったと発表した。これまで最高だった2020年を0.12度上回った。 産業革命前と同程度とされる1850~1900年の1月の平均気温より1.66度高かった。温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」では年ごとの変動を除いた世界の平均気温の上昇幅を1.5度に収めることが目標だが、達成は難しくなってきている。 コペルニクスは「温室効果ガス排出量の削減が気温上昇を食い止める唯一の方法だ」と訴えた。