優勝セールに記念饅頭、電車もバスもラッピング…関西の「タイガース日本一お祭り騒ぎ」がスゴすぎる!
11月5日に阪神タイガースが日本一となり、関西の経済が活気づいている。優勝翌日の6日には阪神百貨店梅田店で日本一セールが開始、開店前には約2000人が列をなした。梅田店の外には大きな「応援ありがとう」メッセージが掲示され、道行く人たちも写真撮影を行っていた。 【画像】おいしそう…!大口注文もあった「紅虎饅頭」の実物…! また、阪神タイガースのオフィシャルスポンサーで大阪市浪速区に本社を置く家電量販店「上新電機」も日本一セールをスタートし、連日大賑わいを見せている。商品購入者には阪神タイガースのステッカーなどのノベルティー配布を行っていた。 阪神電車は駅構内に広告を掲示。さらに電車、バスには特別ラッピングが施され、阪神タイガース一色となっている。電車の撮影のために関東から来たという鉄道マニアに話を聞くと 「関東ではこんなことありえないです。阪神電鉄が保有する阪神タイガースだけに鉄道やバスにこんなことができるのはすごい」 と話していた。駅員にも話を聞くと 「鉄道マニア以外にも、一般の多くの方々が撮影されるため、ホームには常時多めに駅員を配置して事故防止に努めています」 と話していた。また、阪神タイガースの聖地、阪神甲子園駅では駅名標にも日本一のロゴが配された特別仕様となっている。 神戸や大阪のあちこちの八百屋や弁当屋、スナックに至るまで、タイガース日本一にあやかって独自の優勝価格セールで盛り上げているところが多い。店主が阪神ファンということで、採算度外視でパンやケーキが半額以下、肉が半額など大盛り上がりだ。 そしてなんと紅白饅頭ならぬ紅虎饅頭を作っているのは神戸市灘区にある1930年創業の和菓子屋(有)美吉堂本舗。日本一を記念して販売していた。本来、虎の饅頭は寅年にちなんで販売していたものだが、今回は日本一ということで紅白饅頭ならぬ紅虎饅頭として販売。購入者が多かったが、ユニークな大口の購入者も。 「近所の人らに配りたいから」 という大量オーダーもあったという。実はこの方、阪神優勝貯金を続けられており、優勝が決まるとこのように大量オーダーを行い、近所の方に振る舞うという。 星野監督時代にも同じことをされたということで、来年は2連覇を見越して饅頭を予約済だそうだ。X(旧ツイッター)でも話題となり、この饅頭の反響も大きいという。 すさまじい阪神愛にあふれる関西の街。経済効果は現時点で1300億円とも言われているが、街の人は「岸田さんの経済対策とか万博せんでも毎年阪神が日本一獲ったら関西の経済は潤うわ」と話す人が何人もいるくらい影響力は甚大なのである。 撮影・文:有村拓真
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