球界大御所が侍Jの小久保監督続投を支持!
準決勝の韓国戦では、8回から救援マウンドに立った則本が9回に突如3連打を浴びて崩れ、無死満塁から松井が押し出し四球。さらに増井につないだが、火のついた韓国の勢いを止められずにイ・デホに逆転2点タイムリーを打たれた。広岡氏は、継投ミスではなく、その期待に応えられなかった選手と所属チームに問題があるとバッサリである。 「継投ミスと論じる声があるらしいが、ああいうプレッシャーのかかる重要な場面で、結果を出せなかった楽天の則本、松井、日ハムの増井に問題があったことを忘れてはいけない。楽天はこの1年、チームで甘い野球をやった。日ハムの増井にしてもそうだ。日ハムは、ここ一番で結果を出せなかったチーム。つまり、所属チームの監督の教育、野球への対峙の仕方に問題があったということ。厳しい場面でも結果を出す、技術、精神をチームで養っていれば抑えていただろう。決して継投ミスではない」 試合後、多くの侍ジャパンメンバーが「悔しい」、「いい経験になった」「また強くなって帰ってきたい」と、口にした。今大会の悔しさをメジャーリーグが参戦、本物の世界一決定戦となる2年後のWBCで、どう生かすか。そのためには、なぜ負けたかの議論を深め、NPBはきっちりとした総括をする必要があるだろう。 (文責・駒沢悟/スポーツライター)